記念すべき第１回目の投稿は石塚真一によるBLUE GIANT（ブルージャイアント）です。
この作品は現在5巻まで発売されていますが、連載されている漫画の中で１・２を争う素晴らしい作品です。まだ完結してないので作品の評価を決定できないですが、これまでマンガを読んできた経験から10年に一度といった名作クラスの作品です。人気マンガは他にも沢山あると思いますが作品としての出来はピカ一です。
どんなマンガかと言うと「ジャズの魅力に取りつかれた高校生（主人公・大）がサックスを練習してジャズミュージシャンを目指す」という話です。
このマンガは熱いマンガです。作品中でも「熱いね～ジャズちゃってるね～」と言ってるぐらいですから(笑) でもね、熱いマンガっ暑苦しいじゃないですか。でもこのマンガはちょっと違ってるんですね。
石塚真一さんはこの作品の前に「岳」という登山漫画を描いていて、どちらかというとマイペースな感じの主人公を描いています。石塚さんの作風でしょうが、熱い、しかもとてつもなく熱いのにどこか抜けてる感じの主人公なんですね。
（とにかく熱い。熱気が伝わってくる）
作者もコミックスの巻末で述べてますが、マンガって音を聞けないじゃないですか。だから圧倒的に不利だと思うんですよね。でもね、音が聞こえてこないはずのマンガの一コマ一コマから音楽が聴こえてくるんです。圧倒的な迫力がコマからビシバシ飛び出してくるんです。そういう作品なんです。
コミックが発売される度にどこまで大が成長できるか楽しみで仕方がない作品です。